第14回関西朗読コンテスト開催

4月5日(土)、桜満開の行楽日和にたくさんのご来場ありがとうございました。昨年は5年ぶりの開催に過去最高の応募数、今年は関西圏外からの応募と本選出場者が過去最高となりました。本選に出場される20名の皆さんは、当日の朝に抽選で朗読順が決まり、一人約2分程度のリハーサルを行なってから、本番に挑みました。

朗読された順に最上段左から:三野友華子さん、多治見えりかさん、黒田眞理子さん、青山詠子さん、佐久間翔子さん、2段目:土屋由美子さん、佐々木直人さん、山中圭子さん、野坂佳子さん、中山伊都子さん、3段目:井田陽子さん、西澤美子さん、森分則子さん、池田純美さん、二宮隆さん、4段目:山本美和子さん、上田みつ子さん、菅井紀子さん、岡田八千代さん、長井由美恵さん。皆さんが読まれたあと、審査委員の先生方は別室に移られ、会場では前回大賞受賞者・鳥飼美紀さんの朗読があり、いよいよ端田先生より成績発表です。

優秀賞は、島崎藤村作『足袋』を読まれた野坂佳子さん(兵庫)と、豊島与志雄作『泥棒』を読まれた佐々木直人さん(東京)。そして、第14回の大賞は、安倍公房作『赤い繭』を読まれた岡田八千代さん(大阪)が選ばれ、3名に賞状と盾が贈られました。奨励賞は出場の皆さんを代表して、最初に読まれた三野友華子さんに賞状が授与されました。

写真左から佐々木さん、岡田さん、野坂さん。受賞者のコメントは次号の『関西朗読語りのひろば』でご紹介する予定です。

審査委員の先生方から講評があり閉会したあと、先生を囲んで笑顔で記念撮影。出場の皆さんから「楽しかった」という声をたくさんいただきました。また、関西圏外からご参加の方々からは、〝課題作品ではなく、好きな作品を朗読できるコンテストであったことが応募動機の一つだった〟という声を複数もらいました。

次回のコンテストは来年開催予定です。朗読を学ぶ皆さんの励みになることを願っています。

第14回 コンテスト本選出場者決定

「第14回 関西朗読コンテスト」の事前審査が終了し、本選出場者が決定しました。今回は、関西圏外からの応募がさらに増え、応募数もコロナ後再開した昨年の過去最高に次ぐ人数となりました。本選出場者と惜しくも次点となられた方は以下の通りです。

本選出場者20人(50音順、当日抽選で朗読順を決めます)
  氏 名       朗読作品・作者      ( 所  属 )
青山 詠子(兵庫) 『初夜』三浦哲郎 作(朗読アカデミー四季の森 川西教室)
池田 純美(東京) 『ピアノ』芥川龍之介 作(劇団演奏舞台) 
井田 陽子(奈良) 『ピアノ』芥川龍之介 作(三岡康明朗読教室なないろ)
上田みつ子(埼玉) 『鼓くらべ』山本周五郎 作
岡田八千代(大阪) 『赤い繭』安部公房 作(NHK文化センター井上恭子朗読教室)
黒田眞理子(大阪) 『傲慢な目』坂口安吾 作(朗読アカデミー四季の森 葛村聡子教室)
佐久間翔子(愛知) 『蜘蛛の指輪』山田詠美 作(ナゴヤ朗読教室)
佐々木直人(東京) 『泥坊』豊島与志雄 作(NHK文化センター柏教室石井麻由子先生(オンライン))
菅井 紀子(大阪) 『幸せな光』三崎亜記 作(辻ひろ子朗読サロン)
多治見えりか(東京)『さいごに咲く花』角田光代 作
土屋由美子(長野) 『不断草』山本周五郎 作
長井由美恵(大阪) 『酸っぱい家族』向田邦子 作(朗読アカデミー四季の森 久保和子朗読教室)
中山伊都子(鹿児島) 『山門』谷口元子 作(あなただけに読むための朗読教室)
西澤 美子(大阪) 『山茶花』辻 邦夫 作(NHK文化センター梅田じっくり学ぶ朗読井上恭子先生)
二宮 隆(神奈川) 『蜜柑』芥川龍之介 作(朗読グループNEXUS)
野坂 佳子(兵庫) 『足袋』島崎藤村 作
三野友華子(東京) 『指』江戸川乱歩 作
森分 則子(京都) 『二弦琴と仲見世小町』沢村貞子 作(HIROKO朗読サロン)
山中 圭子(大阪) 『秋霖』山田春夜 作(朗読アカデミー四季の森)
山本美和子(大阪) 『ピアノ』芥川龍之介 作(京橋オンリーワン学園寺谷一紀アナウンスアカデミー)

僅差で次点となられた方(12人)
緒方日登美(滋賀) 『早朝の散歩』乃南アサ 作(HIROKO朗読サロン、朗読グループさつき)
小川 美奈(愛知) 『字のない葉書』向田邦子 作(ナゴヤ朗読教室)
小倉三枝子(大阪) 『おいらん六花』宇多ゆりえ 作(朗読工房)
樺山 友子(大阪) 『ピアノ』芥川龍之介 作(朗読アカデミー四季の森 高橋朗読教室)
粂田 美幸(大阪) 『古都』川端康成 作(茨木市朗読教室かたつむり)
下條 英子(福井) 『弥生尽の約束』光原百合 作(坂本登志子朗読教室)
中田美千子(大阪) 『紅梅』川端康成 作(辻ひろ子朗読サロン)
西脇かおり(奈良) 『葉桜と魔笛』 太宰治 作(産経学園奈良登美ヶ丘教室)
原 雅子(神奈川) 『凧になったお母さん』野坂昭如 作(あなただけに読むための朗読教室)
福田 澄代(大阪) 『きみの町で』より 重松清 作(ことばみがき教室)
船瀬 孝子(大阪) 『夢十夜第6夜』夏目漱石 作(朗読グループさつき、朗読・発声サークル声広場)
渡邊  努(大阪) 『桶狭間の巻』山岡荘八 作(近鉄文化サロン上本町 齋藤教室)

本選は4月5日(土)12時20分より大阪市立中央会館にて開催いたします。
入場料500円(当日券のみ)、コンテスト応募者は本人のみ入場料不要です。受付にお申し出ください。

第14回関西朗読コンテストの募集を始めます

第14回関西朗読コンテストの募集を始めます。7分以内の録音(カセットテープまたはCD)と参加申込書+参加費をご提出いただき、提出いただいた録音で事前審査を行い、本選出場者20名を選出して、本選を2025年4月5日(土)に大阪市立中央会館にて開催いたします。大賞1人、優秀賞2人、奨励賞17名を表彰します。当日の入場料500円、コンテストに応募された方は入場料不要です。朗読を学ぶ皆さん、ぜひご応募ください。応募締め切りは2025年2月10日(月)です。関西で朗読教室をお持ちの先生方には毎年募集案内をお送りいしています。以下の「ダウンロード用PDFデータ」をクリックしてファイヤストレージからダウンロードしていただけます。

ダウンロード用PDFデータ

第13回関西朗読コンテスト開催

会場いっぱいのご来場ありがとうございました。5年ぶりの本選は、お一人体調不良で欠席され19名の方が挑まれました。前回大賞受賞者の朗読と休憩のあと、出場の皆さんがステージに並ばれて審査発表です。

優秀賞は、沢村貞子作『赤い鼻緒』を読まれた岡崎節子さんと、北条民雄作『すみれ』を読まれた齋藤弘江さん、大賞は、森下典子作『幸せの配分』を読まれた鳥飼美紀さんです。それぞれ賞状と盾が贈られました。奨励賞は皆さんを代表して最初に読まれた岩本眞知子さんに賞状が渡され、菊川審査委員長から総評がありました。

続いて審査委員の先生方の講評では、受賞は逃したものの健闘された方々のお名前をあげて優れたポイントを評価されたり、皆さんへの助言もあり、出場者はもちろん客席の方々も聞き入っておられました。

吊り看板を背景に受賞された方を記念撮影。左から、優秀賞受賞・岡崎節子さん、大賞受賞・鳥飼美紀さん、優秀賞受賞・齋藤弘江さん。おめでとうございました。今度は受賞者朗読祭で朗読していただきます。

次回のコンテストは来年開催予定です。朗読を学ぶ皆さんの励みになることを願っています。

4/13(土)いよいよ本選です

第13回関西朗読コンテストの本選は、2024年4月13日(土)、12:20より行います。開場時間は11:50です。入場チケットは当日会場で発売します。観覧をご希望の方は当日受付で入場料500円をお支払いください。コンテスト応募者、ご協力くださった先生方は無料ご招待です(※本人様に限ります)。受付にリストを用意していますのでお名前をお伝えください。前売り券はございません。お席は自由席です。(終了予定16:30)【会場】大阪市中央区島之内2丁目1-31、大阪メトロ堺筋線・長堀鶴見緑地線「長堀橋」駅6番出口より南東へ徒歩6分(3階に島之内図書館があります)

第13回 本選出場者が決定しました

4年ぶりの開催となりました「第13回関西朗読コンテスト」は予想を超えて過去最多の応募数となりました。ご応募いただいた皆様、ご協力・ご支援くださった先生方をはじめ、関係者各位に感謝申し上げます。また今回はこれまで以上に皆様とも水準が高く、甲乙つけ難いなかで慎重に審査し本選出場者20人を選出しました。詳しい情報(応募総数、関西圏以外からの参加、読まれた作品の一覧、選考ポイントなど)をあわせて4月発行の「関西朗読語りのひろば40号」に掲載いたします。(コンテスト応募者全員に送付/本選会場で販売)

本選出場者20人(50音順 当日抽選で朗読順を決めます)※カッコ内は所属
青山 詠子 『予感』山川方夫 作(朗読アカデミー四季の森 高橋征二教室)
岩本眞知子 『晩秋』山本周五郎 作(山田真由美先生)  
上田とも子 『星がひとつほしいとの祈り』原田マハ 作(NHKカルチャーセンター梅田)
大西 榮子 『むじな』小泉八雲 作(響)
岡﨑 節子 『紅い鼻緒』沢村貞子 作(辻ひろ子朗読サロン)
小倉三枝子 『黄金風景』太宰治 作(朗読工房)
兼安 桂子 『人に知られぬ女盗賊』今昔物語より(産経学園 山口佐知子朗読講座)
洪  順子 『デューク』江國香織 作(ウェスティ文化講座 朗読教室)
齋藤 弘江 『すみれ』北条民雄 作(朗読グループ夢はかり)
佐々木久美子 『影にそう』袖月裕子 作(NHK文化センター、NHK日本語センター、四季の会)
佐藤 方子 『赤とんぼ』新見南吉 作(京橋オンリーワン学園 寺谷一紀先生)
鈴木比奈子 『おふくろの筆法』三浦哲郎 作(HIROKO朗読サロン)
高橋真佐美 『死神どんぶら』斎藤隆介 作(朗読アカデミー四季の森 佐藤純代教室)
千葉扶美子 『千代さん』西澤 實 作(NHKカルチャー神戸教室 はじめませんか朗読レッスン)
土屋由美子 『なめとこ山の熊』宮沢賢治 作
鳥飼 美紀 『幸せの配分』森下典子 作
西澤 美子 『櫛を抱いて』宇野浩二 作(NHK文化クラブ 井上恭子先生)
野坂 佳子 『待つ』太宰 治 作
宮島 正子 『板場の水』内海隆一郎 作(小寺池朗読グループ)
森田 香代 『絵のない絵本』アンデルセン 作(NHK文化センター梅田 井上恭子先生)

次点者(10人)*今回わずかな差で次点となられた方々
井奥 玲子 『あしらう』斎藤隆介 作(朗読工房)
石丸 千夏 『博士とねこ』広瀬弦 作(朗読サークルまつもとおはなしポケット)
稲葉 好男 『蜘蛛の糸』芥川龍之介 作(LC倶楽部日曜日のお昼に名作を読む)
黄瀬和歌子 『蟹塚縁起』梨木香歩 作(花屋敷倶楽部 高橋征二教室)
小林 祐子 『十三夜』樋口一葉 作(ルナ⑤)
田中 裕子 『夏の庭』湯本香樹実 作(朗読工房)
長井由美恵 『オッベルと象』宮沢賢治 作(朗読アカデミー四季の森 久保和子朗読教室)
西脇かおり 『燈籠』太宰治 作(産経学園奈良登美ヶ丘教室)
藤本 和奏 『斜陽』太宰治 作
別所 幸子 『蜜柑』芥川龍之介 作(朗読アカデミー四季の森 葛村聡子教室)
この他の皆様も是非次回以降もご応募くださり、優秀な成績を収められますことを願っています。