「ひろば」44号販売中

関西朗読コンテスト本部が発行する季刊誌「関西 朗読語りのひろば」の44号は、4月5日のコンテスト開催前の先月末に発行。年間購読されている読者の皆さまと第14回のコンテストに応募された方全員に発送し、コンテスト会場でもバックナンバーと共に販売しました。少しずつ新しい読者を増やしています。

今号は第14回朗読コンテストの事前審査を通過した本選出場者の紹介と、応募状況、応募者が読まれた全作品を掲載。また4ページに渡って2月22日開催の受賞者朗読祭に出演者された方々の感想があり、当日までの体調管理や、読まれた作品への思い、舞台に立ってこそ得られる学び等々、朗読の楽しさや喜びを自由なスタイルで表現されています。審査委員長 菊川徳之助と代表世話人 加藤敏躬のエッセイ、審査委員 森西真弓の連載(最終回)、朗読家の寄稿、朗読イベント情報など盛りだくさんの内容です。B5サイズ・通常8ページですが今号は12ページ。年間購読は賛助金1口1,000円(送料込み)〜、1部のみの販売は200円(送料別)。「ひろば」44号は夏に発行する45号とあわせて次回9月に開催の第14回受賞者朗読祭でも販売いたします。

第14回関西朗読コンテスト開催

4月5日(土)、桜満開の行楽日和にたくさんのご来場ありがとうございました。昨年は5年ぶりの開催に過去最高の応募数、今年は関西圏外からの応募と本選出場者が過去最高となりました。本選に出場される20名の皆さんは、当日の朝に抽選で朗読順が決まり、一人約2分程度のリハーサルを行なってから、本番に挑みました。

朗読された順に最上段左から:三野友華子さん、多治見えりかさん、黒田眞理子さん、青山詠子さん、佐久間翔子さん、2段目:土屋由美子さん、佐々木直人さん、山中圭子さん、野坂佳子さん、中山伊都子さん、3段目:井田陽子さん、西澤美子さん、森分則子さん、池田純美さん、二宮隆さん、4段目:山本美和子さん、上田みつ子さん、菅井紀子さん、岡田八千代さん、長井由美恵さん。皆さんが読まれたあと、審査委員の先生方は別室に移られ、会場では前回大賞受賞者・鳥飼美紀さんの朗読があり、いよいよ端田先生より成績発表です。

優秀賞は、島崎藤村作『足袋』を読まれた野坂佳子さん(兵庫)と、豊島与志雄作『泥棒』を読まれた佐々木直人さん(東京)。そして、第14回の大賞は、安倍公房作『赤い繭』を読まれた岡田八千代さん(大阪)が選ばれ、3名に賞状と盾が贈られました。奨励賞は出場の皆さんを代表して、最初に読まれた三野友華子さんに賞状が授与されました。

写真左から佐々木さん、岡田さん、野坂さん。受賞者のコメントは次号の『関西朗読語りのひろば』でご紹介する予定です。

審査委員の先生方から講評があり閉会したあと、先生を囲んで笑顔で記念撮影。出場の皆さんから「楽しかった」という声をたくさんいただきました。また、関西圏外からご参加の方々からは、〝課題作品ではなく、好きな作品を朗読できるコンテストであったことが応募動機の一つだった〟という声を複数もらいました。

次回のコンテストは来年開催予定です。朗読を学ぶ皆さんの励みになることを願っています。